アウェイ遠征を楽しもう的なスタジアムガイド

アウェイサポーターが初めて行く時に少しでも参考になればと思って作りました。野球場も追加。

昭和電工ドーム大分

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大分トリニータのホームスタジアム。ドーム式のスタジアムで屋根は開閉する。ただそのせいか芝の養生に苦労している。日韓ワールドカップの会場の1つ。
 
アクセスははっきり言って悪い。公共交通機関を使うならバス一択。試合開始が近くなるとシャトルバスが大分駅の近くから出ていて時間は40分ほど。それより前に行くなら大分駅のバス停から路線バスでパークプレイス行きのバスに乗りスポーツ公園東で降りて5分ほど。この路線バスが曲者で、スタジアムに近づいたと思ったら反対方向の住宅地を巡回してから戻るというルートを辿るので注意が必要。場合によっては手前のバス停で降りた方が早く着くかもしれない。
 
中はコンコースで囲む作りになっていてグッズさえ身につけてなければ1周できる。スタグルの列が伸びているので圧迫感はある。
 
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トランスコスモススタジアム長崎

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V・ファーレン長崎のホームスタジアム。国体に向けて新築されたスタジアム。スタンドは2層式で1階、2階ともに見やすく作られている。
 
アクセスは諫早駅から徒歩で20分くらい。バスセンターからバスも出ていて所要時間は10分ほど。諫早駅長崎駅からは電車で30分、長崎空港からは路線バスバスで小一時間ほど。諫早駅にたどり着くまでが少し苦労する。空港からはバスで大村駅まで行ってそこからJRで諫早駅に行くことをオススメする。
 
見やすさはフクアリに陸上トラックが付いたような印象。どの席からも均等に見やすさで陸上トラックが邪魔だなと感じる部分は少ない。陸上競技場でも他にも新潟のビッグスワンのような構造であれば下手な専用スタジアムより見やすいこともあるという好例。
 
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スタッド・オーギュスト・ドローヌ Stade Auguste-Delaune

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フランスのシャンパーニュ地方のクラブ、スタッド・ランスのホームスタジアム。スタッド・ランスは過去に6回リーグ優勝を果たしたことのある名門クラブでフィリップ・トルシエ元日本代表監督が現役時代を過ごしたクラブでもある。

 

アクセスは国鉄駅のGare de Reimsから徒歩で25分ほど。川を渡るので橋の位置に注意が必要。またトラムで川を渡った最寄りの駅まで行ってそこから歩く方法もある。世界遺産ノートルダム大聖堂からは徒歩で15分くらいなので観光しながらでも十分である。

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スタンドは全座席屋根付きでイングランド型の2層式。臨場感はあるが端に座ると反対側のコーナー付近は見えないことに注意。身体検査、手荷物検査は入場ゲートの手前で行われていて、当日券売り場も身体検査の先にあった。

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パルク・オリンピック・リヨン Parc Olympique lyonnais

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オリンピック・リヨンのホームスタジアム。ネーミングライツ獲得でグルパマスタジアム(Groupama stadium)となっている。2016年にオープンした収容人数60000人規模の最新型のスタジアムでUEFAのカテゴリー4と最高評価を得ている。ユーロ2016の会場にもなり、2017-18シーズンのUEFAヨーロッパリーグの決勝戦の舞台となった。周辺にはオリンピック・リヨンの練習施設も完備されている。

 

アクセスは街の郊外にあるため良くはない。トラムの3番線Décines Grand Largeから徒歩で20分ほどだが、試合日には国鉄のリヨン・パールデュー駅から少し南に行った所からスタジアム近くまで臨時のトラムが出ている(パールデュー駅で案内板が出ているのでまっすぐ進めば良い)。所要時間は20分くらい。試合のチケットを買う際にトラムのチケットも一緒に手に入れることができる(無料)。帰りは混雑するがどんどん出ているので割とすぐ乗れるが試合終了からパールデュー駅まで戻るまで1時間ほどは見ておいた方が良いだろう。

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立派なグッズショップも併設されている。グッズショップに入る時も手荷物、身体検査があった。街の中心部にもグッズショップはありそこで試合のチケットも購入できる。

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軽い食事も売られている。現金は使えなかったので注意。

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メルセデスベンツアレーナ

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ドイツ南部の都市、VfBシュトゥットガルトのホームスタジアム。昔はゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンと言った。元々は陸上競技場だったが改修され収容人数60000人規模の立派なサッカースタジアムとなった。1974年、2006年のW杯の舞台でもある。

 

アクセスはシュトゥットガルト中央駅からSバーンのStuttgart Neckarparkから歩いて10分ほど。試合日にはUバーンがスタジアム近くまで出ているのでこちらの方が便利。終点のNeckarPark (Stadion)下車。SバーンUバーンどちらも駅までの所要時間は10分ほど。ブンデスリーガでは試合のチケットがそのまま市内交通の切符となっているので利用しよう。クラブによって違うみたいだが、シュトゥットガルトの場合はキックオフ3時間前から使えたがみんなそれ以前から普通に乗っていた。帰りは混雑するがUバーンはどんどん来るので試合終了から1時間くらいで中央駅に戻れた。

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スタジアム隣にはグッズショップも。なぜかワインボトルやバーベキューの道具まで売られていた。

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スタグルに関しては簡単なものがあるが、さすがはドイツでビールとソーセージに関しては間違いない。ケチャップとマスタードはかけ放題だ。カップはデポジットになっていて返却すると2ユーロ戻ってきたのでビールは実質3ユーロくらいだった。

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パルク・デ・プランス Parc des Princes

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フランスを代表するクラブ、パリ・サンジェルマンのホームスタジアム。収容人数は48000人ほど。直訳すると「王子たちの公園」となる。パリには98年のW杯の時にできたスタッド・ド・フランスというフランス最大のスタジアムがあるがパリ・サンジェルマンは変わらずこちらのパルク・デ・プランスを使用している。

 

アクセスについてはメトロの9番線Porte de St-Cloudから徒歩で5分、10番線Porte d'Auteuilから徒歩で10分ほど。またバス停のPorte de St-Cloudからも5分で行ける。パリはメトロと並んでバスが充実しているのでとても便利(切符は共通)。帰りも四方八方に人がばらけるのでそこまで混雑した印象はなかった。

 

元々は自転車競技場で楕円型のスタジアムを何度か改修を重ねているので歪な構造となっている。球技専用ではあるけれどゴール裏とピッチの間は距離がある。座席は割とチープな作りで前との間隔も狭いが、基本的にヨーロッパの人たちは手ぶらでサッカー観戦に来てなおかつ試合開始直前に来るので席に関してはあまり気にしないのかもしれない。ちなみにWi-Fiは入っていて便利。

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隣にはラグビーでも使用する競技場があり、そこにグッズショップが併設されている。シャンゼリゼ通りにもショップはあるがこちらの方が品数は豊富。こちらのショップは入口と出口が完全に分かれていることが多くて知らずに出口から入ろうとしたらガタイのいいお兄さんに止められた。

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チケットはについて受け取り方法は色々あるがQRコードスマートフォンに保存しておくのが便利。入場の際に専用の読み取り機があるのでそこにスキャンさせれば控えがもらえる仕組みになっている。

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場内には軽食が売られている。アジアンコーナーなるものがあったので興味がある方はぜひ試してはいかがでしょうか。

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スタッド・ヴェロドローム Stade Vélodrome

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フランスの名門クラブ、オリンピック・マルセイユのホームスタジアム。何度か拡張する間にまるでドームのような形になってしまった。収容人数は60031人とフランス国内ではパリのスタッド・ド・フランスに次ぐ規模。またネーミングライツを獲得しオレンジ・ヴェロドローム(Orange Vélodrome)となっている。1938年、1998年のW杯の舞台になり、また4度のラグビーW杯でも使用された歴史のあるスタジアム。

 

アクセスはメトロの2号線Rond-Point du Pradoから歩いて5分ほど。もしくは終点のSte Marguerite Dromelからでも行ける。バックスタンドの席なら終点まで行ってしまった方がいいかもしれない。2号線は国鉄駅のGare Marseille Saint-Charlesも通っていて所要時間も10分ほどと抜群のアクセスと言える。切符はメトロ、バス、トラム共通で1日乗車券もあるので有効活用したい。帰りはとても混雑するが中心部まで歩けない距離ではない。

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グッズショップも併設されている。旧港の近くにもオフィシャルショップはあるがスタジアムの方が品揃えが良かった。

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マルセイユのサポーターはかなり熱狂的な方で、観戦した試合はヨーロッパリーグのラウンド16だったがメトロの駅を降りたら発煙筒の煙で涙が出て来たし目の前で爆竹が破裂したりして正直ビビってしまったが、周りの女性も子どもも避難する感じではなかったのでこれが普通なのだろう。

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