アウェイ遠征を楽しもう的なスタジアムガイド

アウェイサポーターが初めて行く時に少しでも参考になればと思って作りました。野球場も追加。

いいスタジアムとはなんぞや② 〜見やすさと臨場感〜

尻切れトンボに終わったので第2弾。いいスタジアムの要件の1つである見やすさについて掘り下げる。

 

まずは見やすいって何?ということ。よく言われるのが単純にピッチとスタンドの距離が近いってことだけど一概にそうとは言い切れない。

 

例えば日立柏サッカー場

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日本で最も臨場感のあるスタジアムと言っていいだろう。しかし見やすいかと言われると疑問符が付く。何しろ近すぎて反対側のコーナー付近は見れないのだ。

 

次にデンカビッグスワンスタジアム

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陸上競技場ではあるがスタンドの傾斜がありピッチとは遠いものの見にくいという感じはそこまでしない。あとは形状がすり鉢型、まあピッチに対して曲線に作られているスタジアムは見やすい部類に入ると思う。

 

何が言いたいのかというと見やすさと臨場感は全く別のもので両立しているスタジアムはなかなかないということ。

 

国内で両立していると言えるのは豊田スタジアムくらいかな。

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劇場型スタジアムとよく言われているけどピッチとスタンドの近さは日立台などには及ばないものの観客目線で作られているため臨場感は半端ない。新しくできた吹田もこんな感じかな。行ったことないから分からないけど。

 

ただこれに関しては個人の好き好き。とにかく臨場感や迫力を味わいたい人は日立台や西が丘をオススメするし、俯瞰して見たいのならフクアリノエスタのバックスタンド、もっと言うと日産や味スタの2階席でもいいと思う。1番はヤマハのバックスタンドかな。

 

見やすさというのはいいスタジアムの条件の一つだと思うけどその基準は人によって大きく変わるよねという話です。専用スタジアムに越したことはないけれど、それありきになるのも違う。まずは一度でも色んなスタジアムに行ってみるといいと思う。その後また違った答えが出るかもよ。

いいスタジアムとはなんぞや①

スタジアムガイドとして開設したけどブログという形式を取っているのでスタジアムに関連したことも書いていく。

 

実際にスタジアムに行くと分かると思うけど色んなスタジアムがあり千差万別。その中で評判のいいスタジアム、悪いスタジアムが出てくるがその判断基準はなんだろうかと。

 

個人的には大きく3つあると思ってる。

 

1.見やすさ

2.アクセス

3.観戦環境

 

1.見やすさ

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比較としてフクダ電子アリーナ長崎県立総合運動公園陸上競技場の画像を。いわゆるサッカー専用スタジアムと陸上競技場との違いだ。

 

やっぱりピッチが近い方が見やすいし臨場感も増して満足度は高くなる。厳密に言うと見やすさと臨場感はまた違うものだと思っているので別の項で述べたいと思う。

 

2.アクセス

これは単純に行きやすさ。大きな駅から歩いてすぐだと行きやすく、小さな駅からさらにバスで行くというスタジアムなら本当に行きにくい。車で行くにしろそういうスタジアムは帰りの渋滞は大変だ。

 

行きやすいところだと駅の真ん前というのもあるからね。ベアスタなんかはホームから見えるもの。

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3.観戦環境

これは人によってニーズがかなり割れると思う部分。屋根がついているか、トイレはきれいでなおかつ数が揃っているか、座席の感覚は広いのか、とそういう部分である。

 

これが結構大事で、見やすさ、アクセスが良くてもこれがないとダメという部分は確実に存在すると思う。屋根なんてその最たる例。どんなにアクセスが良くて見やすいスタジアムでも雨に降られたら台無し。

 

とまあ大雑把に挙げてみたけれどもっと掘り下げる部分はあるので何回か分けてやってみようと思う。

ZOZOマリンスタジアム

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千葉ロッテマリーンズのホームスタジアム。海沿いにあるので強風がよく吹きフライが上がると打球があっちへ行ったりこっちへ行ったりと守備泣かせの球場である。

 

アクセスは京葉線海浜幕張駅から徒歩で15分。徒歩でも十分行けるが駅からバスも出ている。歩道は広いのでとても歩きやすい。

 

上から見ると完全な円形のスタジアムでその影響か外野席の数が少ない。内野の2階席が広くて値段もリーズナブルなので行きやすい席である。

 

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明治神宮球場

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東京ヤクルトスワローズのホームスタジアム。そして関東大学リーグの聖地でもある。まさに都心の中にあるスタジアムで仕事帰りのサラリーマンが多く観戦している。

 

アクセスは銀座線外苑駅から徒歩で10分ほど。とは言っても少し歩けばJR総武線千駄ヶ谷駅信濃町駅青山一丁目、表参道にもたどり着くので抜群のアクセスを誇る。仕事帰りの人が多いのも頷ける。

歴史がある分老朽化が著しく観戦環境は決して良いとは言えない。それでも都民と在り続けたスタジアム。週末には何かしらの試合はやっているのでふらっと行くにも行きやすい。この周辺は再開発の話が出ているがどうなるのだろう。

 

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阪神甲子園球場

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阪神タイガースのホームスタジアム。そして高校野球の聖地でもある。黒土と芝の美しさは日本一だろう。高校野球で生まれた数々のドラマチックな試合から魔物が住んでいると言われている。
 
アクセスは阪神鉄道甲子園駅の目の前。大阪駅三宮駅のちょうど中間にある。
 
歴史ある球場でかつてはツタが覆っていたが最近の改修工事で新たなツタを養生中。また座席の間隔を広げ観戦環境はグッと良くなった。
 
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横浜スタジアム

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横浜DeNAベイスターズのホームスタジアム。老朽化している部分もあるがDeNAが親会社になってからは新しくビジョンが設置されるなど若干ではあるが観戦しやすくなっている。
 
アクセスはJR、横浜市営地下鉄関内駅の目の前。またみなとみらい線日本大通り駅からも徒歩5分と好アクセス。
 
ごく普通の人工芝のスタジアムであるがここの特徴は内野席がグラウンド部分にせり出しているにも関わらずネットがないことだ。これにより臨場感がかなり増している。その反面速いボールが飛び込んでくることがあるのでプレー中は絶対に目を離さないこと。
 
まさに街中にあるスタジアム。DeNAは集客にかなり力を入れており試合日には公園内で色んな企画をやっている。
 
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MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島

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広島東洋カープのホームスタジアム。以前使っていた広島市民球場が老朽化していたため2009年よりオープン。球場というよりボールパークと呼ぶに相応しく、野球を楽しむための全てが詰まっているスタジアム。
 
アクセスは広島駅より徒歩10分かからない。南口を出て左に行ってまっすぐ歩けばたどり着く。
 
本場アメリカのボールパークを参考に作られたということでコンコースは広くまた座席の間隔も広いので快適な観戦が可能。座席も自由席と指定席、応援席と住み分けがなされており幅色広い層に配慮した席種が展開されている。特に寝ながら観戦できる寝そベリアやバーベキューをしながら観戦できるパーティシートまである。
 
今のカープの人気を支えているスタジアム。野球ファンなら必ず楽しめるスタジアムだ。
 
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