2020年の東京オリンピックのメインスタジアム。1964年のスタジアムを取り壊し新たに作られた。名称は「国立競技場」が正式名称となった。以前のスタジアムはこちら。
(旧)国立霞ヶ丘競技場 - アウェイ遠征を楽しもう的なスタジアムガイド
収容人数は68,000人でスタンドは三層式のとなるなど横浜の日産スタジアムに並ぶ国内最大級の陸上競技場となった。旧競技場と比べると屋根がほぼ全席を覆っていて、座席は折りたたみ式の背もたれ+ドリンクホルダー付きというところがまず感じたところ。
見やすさとしては二層目、三層目についてはそれなりに傾斜があり俯瞰して見る分には問題ない。一層目は傾斜がなくピッチは見やすいとは言えないだろう。特に三層目の傾斜はかなりあって、座席部分にも手すりが付けられている。
アクセスについてはJR千駄ヶ谷駅から徒歩5分、都営大江戸線国立競技場駅から徒歩1分など無数にある。アクセスについては国内最強であることは間違いない。旧競技場と変わった点は東京体育館の横から大きな歩道橋ができてそこから直接スタジアムに行けるようになっていたこと。
このスタジアムの大きな特徴はコンコース。一般的なスタジアムはいったんスタンドに入ってそこそこ広い通路を通って移動するものだが、このスタジアムにはその通路がない。そのかわりコンコース内からスタンドに入るゲートが異様に多く、座席の近いゲートから入る必要がある。スタンドに入ればすぐに自分の座席という点ではメリットだが慣れていない人が多いと思うので最初は混乱するのではないか。
座席の前のスペースは狭く、横に移動するとなったら他の人に立ってもらわないといけないレベルなのでそこは大きなマイナスポイント。ゲートを間違えたらそこから自分の席に移動できないと思った方が良い。
色々と言われていたけど、それなりのスタジアムが完成したと思う。もちろん国のシンボルとなるスタジアムがそれなりではちょっと残念な気もするけど、こういう大きなハコを作るとなったら仕方ないのかなとも思う。色んな人の意見が集まった末にできたスタジアムなんだなと。